去る4月30日にJKFan/Yoshida Cupが瀬戸市体育館でありました。
長久手支部と名東支部から合同で、34名がエントリーしました。
関東・関西からも多く選手が参加するオープン大会。
今回は4日に行われる愛知県少年少女選手権大会に向けた調整として出場した選手が多かったですね。
形も組手も素晴らしい選手がたくさんいたので、それを間近に感じて良い経験ができましたね。
そんな経験が、次の成長につながる事でしょう。
今回、大会に初挑戦した選手がいました。
まだ幼稚園の年長さん。
今までは、組手になると泣いてしまって試合になりませんでした。
最近やっと、出欠で名前を呼ばれて返事ができるようになりました。
昨年10月の合宿、ダブルス組手試合では、泣いて背中を向けているところを上級生に助けてもらっていましたね。
そんな彼が今回の大会で上段回し蹴りを決めた事を、嬉しそうに、それを見ていた上級生たちが私に教えてくれました。
一緒に練習している仲間の成長はうれしいものですね。
成長を報告してくれた上級生たちも、最初は同じでした。
ああ、成長の輪がつながっているのだなと感心しました。
それから、形で初勝利した選手もいました。
いつも「今日は組手やりますか?」と組手にばかり興味を示していました。
なかなか練習で本気になれず、私にいつも注意されます。
お母さんも、いつも心配していました。
そんなお母さんが、「勝ったんです!」と、とっても嬉しそうに報告してくれました。
今後の練習に集中するきっかけになってくれるかな?
今活躍している選手も、他の子の活躍を喜んでいる上級生も、不安な不安なはじめの一歩がありました。
それを乗り越えて、嬉しい嬉しいはじめの勝利がありました。
子どもたちの成長はある日突然やってきます。
少しずつ成長することもあるけれど、
一つのきっかけで、一度に大きく成長することがあります。
つぼみがある日突然花を咲かせるように、ある日突然やってきます。
だから、それをあきらめずに応援するのが指導者としての私の立場です。
だから、子供たちには、今結果が出なくても、今努力が花開かなくても、
努力することを、挑戦することを楽しんで続けてほしいと思っています。
さあ5月4日には愛知県少年少女選手権大会。
今度はどんな成長が見られるか、楽しみです。(文:水田洋平)
お父さん、お母さん、ありがとうございました!
お疲れさまでした。また頑張ろう!
<結果>
小学1・2年組手 9級以下女子 第3位 渡邊ひなた
小学1・2年組手 8級以上男女 敢闘賞 伊藤文武